トヨタがEVへ大転換!大相場の予感!?

トヨタ 投資
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ニュース

トヨタは2021年12月14日、電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を新たに発表しました。

これを受けて15日のトヨタの株価は前日比+73.5円+3.59 %)上昇の2,118.5円となっています。

トヨタ続伸で最高値が視野に、円安の追い風と新たな電動化戦略発表が株価刺激

トヨタ自動車(7203)が続伸、全体相場が前日終値近辺で方向感なくもみ合うなか、70円を超える上昇で2100円台に歩を進め、11月17日につけた上場来高値2188円も視野に入ってきた。足もとで米長期金利の上昇を背景に外国為替市場でドルを買う動きが優勢となり、1ドル=113円80銭近辺まで円安が進んでいる。輸出採算向上への期待がプラスの思惑を呼んでいる。一方、同社の電動化戦略が注目されるなか、14日に電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を新たに発表、従来目標から大幅に引き上げたことも、海外投資家などの買いを誘導している。

出典:MINKABU PRESS

トヨタは世界の名だたる自動車メーカーの中で、2020年の自動車販売台数ランキング世界第1位

そのトヨタが今まで積極的に売り出してこなかったEVですが、2030年の目標販売台数を350万台に大幅上方修正。

2030年までに8兆円をEV研究開発や設備投資に回し、うちBEV(バッテリー駆動のピュアEV)に約半分の4兆円投資する予定です。

これはトヨタの年間利益が約2兆円なのでかなりの巨額投資ですね。

では今現在ではEV市場におけるトヨタの実力はどの程度でしょうか?

世界EVシェア

2019年時点でのEVにPHV、PHEVを含めた販売台数ランキングは以下となっています。

順位メーカー名2019年間販売台数
1Tesla499535アメリカ
2Volkswagen220220ドイツ
3BYD179211中国
4SGMW170825中国
5BMW163521ドイツ
6Mercedes145865ドイツ
7Renault124451フランス
8Volvo112993スウェーデン
9Audi108367ドイツ
10SAIC101385中国
11Hyundai96456韓国
12Kia88325韓国
13Peugeot67705フランス
14Nissan62029日本
15GAC61830中国
16Great Wall57452中国
17Toyota55624日本
18Chery45599中国
19Porsche44313ドイツ
20NIO43728中国
21Other675359その他
Total3124793合計
出典:【世界全体編】EV/PHV/PHEV 年間 販売台数ランキング TOP20【2020年 最新】|兵庫三菱自動車販売グループ (hyogo-mitsubishi.com)

EV/PHV/PHEVの販売市場においてトヨタは世界シェア17位で市場シェア1.8%ほどとなっています。

自動車全体の販売台数では世界1位のトヨタが、EV市場では17位と各メーカーから大きく後れを取っている形です。

現状世界EV販売数トップであるテスラが年間50万台規模の販売台数に対して、トヨタは5.5万台程度です。

これを350万台まで引き上げるというところからトヨタの本気度が伝わってきます。

業績

【業績】売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
17.327,597,1931,994,3722,193,8251,831,109121.142
18.329,379,5102,399,8622,620,4292,493,983168.444
19.330,225,6812,467,5452,285,4651,882,873130.144
20.329,929,9922,442,8692,554,6072,076,183147.144
21.327,214,5942,197,7482,932,3542,245,261160.648特
出典:楽天証券

売上高はコロナ前を超えてはいませんが、利益額は振れ幅はありますが安定して推移しています。

またトヨタは輸出産業である為、為替の影響を強く受け、円安ドル高であれば利益上昇円高ドル安であれば利益減少します。

今後予定されるFRBの利上げで、米国の金利上昇=円安ドル高になれば業績の上昇が期待できるといえます。

一方、半導体不足と鉄などの金属価格や原油高騰が生産コスト増加で逆風となるので注意が必要です。

さらに現在の目標販売台数から大きく計画数を伸ばした為、生産体制になにかしらの負荷がかかる懸念もあります。

株価

トヨタ自動車 株価 チャート

トヨタの株価は20年2月にコロナショックで底を打ってから反転し、きれいな上昇トレンドを描いています。

PERは11.36倍と業種平均15とみるとやや割安感があり。

PBRは1.18倍と同業他社と比べるとやや高めですが1倍前後なので妥当かと思います。

株価
  • 2021年12月19日終値:2,102.5円
  • PER:11.36倍
  • PBR:1.18倍
  • 年初来高値:2,188円
  • 年初来安値:1,818円

配当

トヨタは2021年10月に株式を5分割しているので、分割後で計算した配当推移となっています。

2013年から増配しその後維持→増配→維持→増配を繰り返しており、毎年連続増配とはいきませんが安定的に増配しています。

特に世界のサプライチェーンと生産が止まるコロナショックでもトヨタは減配せず配当を出したという実績は非常に評価できます。

配当性向は29.88% と問題ない水準で、配当利回りは現在2.38%

3%を超える高配当ではないですが、世界トップシェアを持つ超優良企業で2%配当なら悪くない水準です。

配当
  • 一株配当:48円(予想)
  • 税引き前配当利回り:2.38%
  • 配当性向:29.88%(予想)
  • 配当落ち日:3月30日 9月29日

優待

株主優待

2021年12月19日現在株主優待はありません。

まとめ

  • 自動車王者がついにEV市場に本腰を入れる
  • 2030年EV販売台数目標350万台
  • 2030年までにEV分野に8兆円の設備開発投資
  • トヨタの年間利益2兆円に対してEV投資8兆円なので本気度が伝わってくる
  • 現在はEV/PHV/PHEV世界シェア1.8%と低調
  • 2013年から増配継続中
  • コロナショックでも減配せず配当を出した実績
  • 直近1年チャートは右肩上がり
  • 円安ドル高は輸出銘柄には追い風
  • 半導体不足と資源価格高騰は逆風

ゴリラはいつも高配当株と米国ETFを中心に買い進めているのですが、NISA口座で長期で保有できる大型優良日本株として狙っていたトヨタが、10月の5分割で買いやすくなったこととEV本格始動で購入に至りました。

自動車販売世界トップシェアの弱点だったEVに注力するので海外投資家の注目も集めています。

また現在半導体不足で生産台数が伸びず、中古車市場まで値上がりしている状態なので、半導体不足が解消された際にさらに業績が伸びると思っています。

NISA口座で購入した理由は、損益通算のできないNISA口座でリスクの高い高配当株を増やすよりも、長期保有でき安定成長が見込まれる日本株を保有したかったからです。

かつて同じ自動車銘柄で日産の高配当に目がくらみNISAで買ったゴリラは私です。あとは・・・わかるね・・・?

ポートフォリオに自動車銘柄がなかったので分散先の一つとして、最悪塩漬けにしても戻ってくるような強い銘柄はやはりトヨタという結論に至り今年最後の投資先としました。

来年以降の米国金利上昇でドル高になることはほぼ確定なので、その恩恵を受けられる輸出銘柄という意味でも期待しています。

金利上昇局面では株式市場の下落が予想されますが、混乱収束したのち上昇する銘柄を今のうちに仕込んでおきたいですね。

くれぐれも投資判断は自己責任でお願いします。

それではまた次回!

byかいゆー


前回の記事はこちら

NISAで買いたい高配当銘柄はこちら

トヨタがEVへ大転換!大相場の予感!?

トヨタ 投資
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トヨタは2021年12月14日、電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を新たに発表しました。

これを受けて15日のトヨタの株価は前日比+73.5円+3.59 %)上昇の2,118.5円となっています。

トヨタ続伸で最高値が視野に、円安の追い風と新たな電動化戦略発表が株価刺激

トヨタ自動車(7203)が続伸、全体相場が前日終値近辺で方向感なくもみ合うなか、70円を超える上昇で2100円台に歩を進め、11月17日につけた上場来高値2188円も視野に入ってきた。足もとで米長期金利の上昇を背景に外国為替市場でドルを買う動きが優勢となり、1ドル=113円80銭近辺まで円安が進んでいる。輸出採算向上への期待がプラスの思惑を呼んでいる。一方、同社の電動化戦略が注目されるなか、14日に電気自動車(EV)の世界販売台数を2030年に350万台とする目標を新たに発表、従来目標から大幅に引き上げたことも、海外投資家などの買いを誘導している。

出典:MINKABU PRESS

トヨタは世界の名だたる自動車メーカーの中で、2020年の自動車販売台数ランキング世界第1位

そのトヨタが今まで積極的に売り出してこなかったEVですが、2030年の目標販売台数を350万台に大幅上方修正。

2030年までに8兆円をEV研究開発や設備投資に回し、うちBEV(バッテリー駆動のピュアEV)に約半分の4兆円投資する予定です。

これはトヨタの年間利益が約2兆円なのでかなりの巨額投資ですね。

では今現在ではEV市場におけるトヨタの実力はどの程度でしょうか?

世界EVシェア

2019年時点でのEVにPHV、PHEVを含めた販売台数ランキングは以下となっています。

順位メーカー名2019年間販売台数
1Tesla499535アメリカ
2Volkswagen220220ドイツ
3BYD179211中国
4SGMW170825中国
5BMW163521ドイツ
6Mercedes145865ドイツ
7Renault124451フランス
8Volvo112993スウェーデン
9Audi108367ドイツ
10SAIC101385中国
11Hyundai96456韓国
12Kia88325韓国
13Peugeot67705フランス
14Nissan62029日本
15GAC61830中国
16Great Wall57452中国
17Toyota55624日本
18Chery45599中国
19Porsche44313ドイツ
20NIO43728中国
21Other675359その他
Total3124793合計
出典:【世界全体編】EV/PHV/PHEV 年間 販売台数ランキング TOP20【2020年 最新】|兵庫三菱自動車販売グループ (hyogo-mitsubishi.com)

EV/PHV/PHEVの販売市場においてトヨタは世界シェア17位で市場シェア1.8%ほどとなっています。

自動車全体の販売台数では世界1位のトヨタが、EV市場では17位と各メーカーから大きく後れを取っている形です。

現状世界EV販売数トップであるテスラが年間50万台規模の販売台数に対して、トヨタは5.5万台程度です。

これを350万台まで引き上げるというところからトヨタの本気度が伝わってきます。

業績

【業績】売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
17.327,597,1931,994,3722,193,8251,831,109121.142
18.329,379,5102,399,8622,620,4292,493,983168.444
19.330,225,6812,467,5452,285,4651,882,873130.144
20.329,929,9922,442,8692,554,6072,076,183147.144
21.327,214,5942,197,7482,932,3542,245,261160.648特
出典:楽天証券

売上高はコロナ前を超えてはいませんが、利益額は振れ幅はありますが安定して推移しています。

またトヨタは輸出産業である為、為替の影響を強く受け、円安ドル高であれば利益上昇円高ドル安であれば利益減少します。

今後予定されるFRBの利上げで、米国の金利上昇=円安ドル高になれば業績の上昇が期待できるといえます。

一方、半導体不足と鉄などの金属価格や原油高騰が生産コスト増加で逆風となるので注意が必要です。

さらに現在の目標販売台数から大きく計画数を伸ばした為、生産体制になにかしらの負荷がかかる懸念もあります。

株価

トヨタ自動車 株価 チャート

トヨタの株価は20年2月にコロナショックで底を打ってから反転し、きれいな上昇トレンドを描いています。

PERは11.36倍と業種平均15とみるとやや割安感があり。

PBRは1.18倍と同業他社と比べるとやや高めですが1倍前後なので妥当かと思います。

株価
  • 2021年12月19日終値:2,102.5円
  • PER:11.36倍
  • PBR:1.18倍
  • 年初来高値:2,188円
  • 年初来安値:1,818円

配当

トヨタは2021年10月に株式を5分割しているので、分割後で計算した配当推移となっています。

2013年から増配しその後維持→増配→維持→増配を繰り返しており、毎年連続増配とはいきませんが安定的に増配しています。

特に世界のサプライチェーンと生産が止まるコロナショックでもトヨタは減配せず配当を出したという実績は非常に評価できます。

配当性向は29.88% と問題ない水準で、配当利回りは現在2.38%

3%を超える高配当ではないですが、世界トップシェアを持つ超優良企業で2%配当なら悪くない水準です。

配当
  • 一株配当:48円(予想)
  • 税引き前配当利回り:2.38%
  • 配当性向:29.88%(予想)
  • 配当落ち日:3月30日 9月29日

優待

株主優待

2021年12月19日現在株主優待はありません。

まとめ

  • 自動車王者がついにEV市場に本腰を入れる
  • 2030年EV販売台数目標350万台
  • 2030年までにEV分野に8兆円の設備開発投資
  • トヨタの年間利益2兆円に対してEV投資8兆円なので本気度が伝わってくる
  • 現在はEV/PHV/PHEV世界シェア1.8%と低調
  • 2013年から増配継続中
  • コロナショックでも減配せず配当を出した実績
  • 直近1年チャートは右肩上がり
  • 円安ドル高は輸出銘柄には追い風
  • 半導体不足と資源価格高騰は逆風

ゴリラはいつも高配当株と米国ETFを中心に買い進めているのですが、NISA口座で長期で保有できる大型優良日本株として狙っていたトヨタが、10月の5分割で買いやすくなったこととEV本格始動で購入に至りました。

自動車販売世界トップシェアの弱点だったEVに注力するので海外投資家の注目も集めています。

また現在半導体不足で生産台数が伸びず、中古車市場まで値上がりしている状態なので、半導体不足が解消された際にさらに業績が伸びると思っています。

NISA口座で購入した理由は、損益通算のできないNISA口座でリスクの高い高配当株を増やすよりも、長期保有でき安定成長が見込まれる日本株を保有したかったからです。

かつて同じ自動車銘柄で日産の高配当に目がくらみNISAで買ったゴリラは私です。あとは・・・わかるね・・・?

ポートフォリオに自動車銘柄がなかったので分散先の一つとして、最悪塩漬けにしても戻ってくるような強い銘柄はやはりトヨタという結論に至り今年最後の投資先としました。

来年以降の米国金利上昇でドル高になることはほぼ確定なので、その恩恵を受けられる輸出銘柄という意味でも期待しています。

金利上昇局面では株式市場の下落が予想されますが、混乱収束したのち上昇する銘柄を今のうちに仕込んでおきたいですね。

くれぐれも投資判断は自己責任でお願いします。

それではまた次回!

byかいゆー


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