増配再び!蘇る配当王者JT!

たばこ 投資
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増配ニュース

JT(2914)が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表し、21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結最終利益は前年同期比31.3%増の3388億円に拡大となりました。

通期の最終利益を従来予想の2720億円→3300億円(前期は3102億円)に21.3%上方修正し、一転して6.4%増益見通しとなっています。

直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比33.0%増の1136億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の24.6%→25.5%に上昇しています。

中でも海外たばこ事業が伸び営業利益26.7%増加となっています。

そしてみなさん大好きな今期の年間配当を、1株130円→140円増配修正となりました。

ただJTはもともと2020年の年間配当は154円であり、2021年2月9日に154→130円に減配するとしていましたので、減配幅が縮小しただけとも取れます。

ゴリラ
ゴリラ

減配した時は世界の終わりかと思ったけど回復!

損切したゴリラには深い傷が残ったけどね(汗

ひとのときを、想う。JT | JTウェブサイト
JT(日本たばこ産業株式会社)の公式ウェブサイトです。たばこ・医薬・加工食品などの商品情報をはじめ、キャンペーン、各種取り組みなどJTグループのさまざまな情報をご紹介しています。

なぜJTは不人気銘柄なの?

その理由とJT減配についてはこちら

業績

【業績】売上高営業利益税前利益利益1株益(円)1株配(円)
16.122,143,287593,329578,237421,695235.5130
17.122,139,653561,101538,532392,409219.1140
18.122,215,962564,984531,486385,677215.3150
19.122,175,626502,355465,232348,190196.0154
20.122,092,561469,054420,063310,253174.9154
21.122,200,000→2,280,000415,000→478,000367,000
272,000→330,000153.3→185.98
130→140

株価

JT 株価 チャート
出典:株ドラゴン
株価
  • 2021年11月12日終値:2,336.0円
  • PER:12.55倍
  • PBR:1.48倍
  • 年初来高値:2,387.5円
  • 年初来安値:1,898円

2016年には4500円あった株価が2021年現在は2300円台となっており絶賛下落中。

ただし配当額は増配しているので配当利回りは2016年より大きく上昇しています。

これはかつてのJTは、海外たばこ会社をM&Aで買収拡大している成長銘柄とみなされ評価されていたためです。

現在はたばこ銘柄は健康を損う「反ESG銘柄」として海外投資家に嫌われ、バリュー株(割安株)となっている状態です。

配当

配当
  • 一株配当:140円(予想)
  • 税引き前配当利回り:5.99%
  • 配当性向:75.26%(予想)
  • 配当落ち日:12月29日 6月29日

JTの配当金は2019年までは右肩上がりで、毎年増配をする連続増配銘柄として有名でした。

連続で配当性向も高まりさらにコロナショックでの減益から、遂に21年2月に減配発表し、株価が一時1900円を割れるほど暴落しました。

ゴリラ
ゴリラ

前回で連続増配記録は途切れたけれど、株価下落で

配当利回りが高くて魅力的!

ただし業績も右肩下がりだから要注意銘柄だよ!

優待

株主優待

自社および自社グループ会社商品(食品等)

100株以上を1年以上継続保有した株主のみに贈呈

  • 100株:2,500円相当自社グループ商品 レトルトごはん、カップ麺
  • 200株 :4,500円相当自社グループ商品  上記増加
  • 1000株 :7,500円相当自社グループ商品  上記+冷凍うどん、ジャム、レトルトカレー
  • 2000株 :13,500円相当自社グループ商品 上記増加
株主優待 | JTウェブサイト
JTのIR情報を掲載しています。
ゴリラ
ゴリラ

JTは高配当+優待もあって個人投資家に人気です!

たばこ関係ではなく食品が優待品になっているのが意外ですよね。

しかし保有期間1年ないと優待は貰えないのは注意!

まとめ

ゴリラも大好きな高配当で株主優待アリな個人投資家ホイホイなJT。

今回の増益と増配により、JTの掲げていた配当性向75%を達成したため、さらなる減配の恐怖は一時的に後退したという印象です。

しかし裏を返せばいまだ利益の75%を配当に回しており、前回の本社売却で資金捻出し円安にも助けられた今回の決算は過信できずその持続性には疑問が残るところ。

下落トレンド底打ちが見られる様なら買い増したいところですが、成長性に乏しくポートフォリオの比率を上げたくなるような銘柄ではないので今回ゴリラは買い増しはしない方針です。

12月権利落ち銘柄なので、年末までにもうひと相場ありそうな予感はしています。

ゴリラは配当と優待を楽しむために、少量持ちながらゆったり構えて値動きを観察したいと思います。

それではまた次回!

byかいゆー


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