8月の権利落ち間近!
みなさんコメ牛食べましたか!?お肉マシマシ美味しく頂いたゴリラです。
今回はコメダ珈琲店を運営するコメダホールディングスについてまとめました。
今回解説するコメダホールディングスは来月8月と2月が配当月となっています。
日本株で毎月配当金が入ってくるポートフォリオを組む際、日本の株式市場の配当権利確定日は3月9月が多いので選択肢が少なく、8月2月配当のコメダホールディングスにゴリラは注目しています。
今回は配当もそこそこあり、株主優待人気のコメダホールディングスを見ていきましょう!

毎月配当金もらえる配当王に、俺はなる!
事業

コメダホールディングス (3543)は中京地区を地盤に『珈琲所 コメダ珈琲店』を全国展開しています。
午前11時までのモーニングサービスや、店員が直接注文を取りにいくフルサービススタイルの喫茶店。
直営店舗とフランチャイズ店舗が存在し、全925店舗中の約95%がFC店なっています。
特徴

通常の飲食チェーンの場合、ロイヤリティは「売り上げの○○%」となっており、薄利多売の飲食業態ではオーナーの利益が圧迫されやすいものです。
これは店の売り上げが増えると収めるロイヤリティも増えるので、働いた分だけ取られるロイヤリティも増えていくためです。
一方コメダ珈琲店のフランチャイズの最大の特徴は、座席数に応じた定額ロイヤリティ(1席1500円)です。
売り上げに対するロイヤリティではないため、店を高回転させて売り上げを上げれば直接オーナーの利益が増えていきます。
しかしこれだとお店のオーナーは儲かりますが、コメダホールディングス自体は儲からないのでは?

そうそう、オーナーが儲かっても企業側はまずいんじゃない?
ビジネスモデル
実はコメダホールディングスの収益源はフランチャイズ店舗からのロイヤリティ収入ではなく、
「フランチャイズ店舗へ販売している自社商品の売り上げ」なのです!
コメダホールディングスは、各オーナーが経営しているコメダ珈琲店にコメダブランドの商品を卸売りしています。
各オーナーはこの購入した商品をコメダ珈琲店舗でお客さんに販売・サービス提供しているのです。
なので企業側は決まった商品を決まった数販売するだけでよく、店舗の運営コスト(仕入れ、人件費、維持費等)は各店舗オーナー負担なので店舗管理費用が小さくなり、利益率を上げることができるのです。
オーナーは低いロイヤリティで利益確保しやすく、企業はコスト負担少なく利益率上げやすいwinwinのフランチャイズビジネスと言えますね!
業績
店舗数純増26~36(前期18増)。既存店は緊急事態宣言再発令で上期やや遅れるが、下期にかけコロナ影響徐々に薄まり回復。加盟店支援費や減損などコロナ関連費用減り、営業増益。51円復元配。
積極出店(純増286)、DX推進、M&A等を柱とする、25年度までの新中計始動。顧客の利便性向上にらみ、モバイルオーダーを下期メドに順次稼働。
~四季報より~
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
◇17.2 | 24,052 | 6,885 | 6,668 | 4,508 | 102.6 | 50 |
◇18.2 | 25,984 | 7,206 | 7,083 | 4,904 | 109.7 | 50 |
◇19.2 | 30,335 | 7,568 | 7,461 | 5,117 | 113.4 | 50 |
◇20.2 | 31,219 | 7,878 | 7,774 | 5,375 | 117.3 | 51 |
◇21.2 | 28,836 | 5,511 | 5,391 | 3,590 | 77.9 | 39 |
◇22.2予 | 32,900 | 7,250 | 7,100 | 4,850 | 105.3 | 51 |
コロナ禍でカフェ等飲食店が赤字苦戦の中、コメダホールディングスは20年度黒字で着地。
もとから幅広い間取りでソーシャルディスタンスにも対応しやすかったことや根強いファンがいること、店舗設備負担が少ないなどビジネスモデルの安定感が発揮された形です。
21年度予想も売上回復基調で、配当水準も39→51円に復活しています。
2025年までの中期計画では 、現在の925店舗 から1200店舗(うち海外80店舗)を目指します。
海外店舗数(アジア圏)も増やしていく計画なので、国内店舗数増加よりこちらに注目しています。
株価
- 2021年7月25日終値 2,037円
- PER:19.36倍
- PBR:2.70倍
- 年初来高値:2,195円
- 年初来安値:1,811円
配当
- 一株配当:51円(予想)
- 税引き前配当利回り:2.5%(2021年7月25日現在)
- 一株当たり利益(EPS):105.3円(予想)
- 配当性向:48.43%
- 配当落ち日:2月25日 8月30日
利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
次期以降の利益配分につきましては、新しい中期経営計画「VALUES 2025」のもとで、中長期的に最適な資本配分を行うべく、株主の皆さまに対するさらなる株主還元の柔軟性と安定性を強化するために、2026年2月期までの5ヵ年を対象とした中期経営計画期間累計の総還元性向を50%以上とすることを目指すことといたしました。
2021年2月期につきましては、中間配当として1株当たり18円の配当を実施しました。
期末配当については、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に見積ることが困難であったために未定としておりましたが、連結配当性向を50%程度とする目標にしたがい、1株当たり21円(合計で1株あたり39円)の配当を実施することとしました。
2022年2月期につきましては、上記の方針のもとで、新型コロナウイルス感染症による影響を受ける前の2020年2月期の利益還元水準を取り戻すべく、中間配当として1株当たり25円、期末配当として1株当たり26円、合計で51円の配当を実施する予定です。
~コメダホールディングスHPより~
2025年までの中期計画の目標店舗数1200店舗だとすると、現在の925店舗から約1.3倍に店舗数が増加するので、単純に考えるなら利益も同程度増える可能性があるのではないかと考えています。
一株当たり利益 105.3円×1.3倍=136.89円
総還元性向50%として 136.89円 ×0.5=68.445円
となりますので、中期計画通りに行けばこの辺りまで増配の可能性も?

海外展開だと国内配送網使えないし、そんな単純じゃないのでは?
株主優待

コメダホールディングスは特に株主優待の楽しみが大きい銘柄でもあります。
- 100株以上保有で年に2回、1,000円相当の自社電子マネー「KOMECA」をチャージ(8月末・2月末)
- 2月のみ300株以上を3年以上継続保有の場合、1,000円相当をさらに追加でチャージ!
- 8月末日贈呈分は12月1日に株主優待電子マネーがチャージ(新規株主には11月下旬にKOMECAが送付)
- 2月末日贈呈分は6月1日に株主優待電子マネーがチャージ(新規株主には5月中旬にKOMECAが送付)
- 有効期限は贈呈から1年
隠れ優待
コメダホールディングスには所謂隠れ優待が存在しており、「議決権行使でさらに議案の賛否に関わらず議決権を有効に行使いただいた方に薄謝として、株主優待KOMECAに500円分のチャージをさせていただきます。」となっています。
まとめ
- フランチャイズ店舗95%で同業他社に比べ利益率が高い
- コロナ禍でも黒字
- 海外も含め店舗拡大中
- 配当利回り2.5%(2021年7月25日現在)
- 100株以上保有で年2回自社電子マネーKOMECA1000円チャージ
- 継続保有かつ300株以上保有なら2月のみさらにKOMECA1000円チャージ
- 隠れ優待で議決権使用でさらにKOMECA500円チャージ
100株のみ保有での配当金+優待利回りは5100円+2000円+500円=7600円/株価となり、生活圏内にコメダ珈琲店があり普段から利用される方ならかなり魅力的な銘柄だと思います。
ちなみにゴリラは職場の近くにコメダ珈琲店があるのでマジで買うか悩みます(笑)
ゴリラの様に日本株毎月配当ポートフォリオを検討中でしたら、配当+優待でなかなか面白いのではないでしょうか?
権利取りに行ってもよし、そのまま権利落ち前に値上がり幅を利益確定してもよし、権利落ち後に安く拾ってもよしで今月はウォッチしていきます。
それではまた次回!

byかいゆー
前回の記事はこちら
高配当+株主優待好きはこちら
日本株高配当ポートフォリオが気になる方はこちら
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