夢の配当生活!高配当ポートフォリオを作るには?

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禁断の投資手法?高配当株投資

コロナ禍で落ち込んだ株式市場が回復し、空前の株式投資ブームの2021年。

様々な投資手法がある中で、「初心者はインデックス積み立てでコツコツETFや投資信託を買うのがおススメ」とされる今日この頃。

ゴリラももちろん初めての投資は積み立て投資をおススメしています。

インデックス積み立て投資は自動設定で毎月買い増すので、成長を続ける株式市場で長期間リスク分散しながら暴落時も淡々と資産運用できるのが魅力で、長期的なリターンが大きくなる確率が高いです。

その反面、投資開始当初は資産価格が思ったほど増えなかったり価格の変動が小さいので資産運用している実感が薄いと感じる方もいると思います。

ゴリラ
ゴリラ

少なくとも投資ベイビーだった頃のゴリラはそう思いました!

今回はそんな「インデックス投資だけじゃなくもう少しお金の増えていく実感が欲しい、売ったり買ったりはめんどうだけどお金が欲しいけどなにかいい投資方法ない?」という方のために、ゴリラも愛する禁断の株式投資手法の一つ、高配当株投資について解説していきます。

高配当株はどんな株?

そもそも高配当株とはどんな株でしょうか?

株式の配当金とは、「会社が得た利益の一部を株主に還元するお金のこと」。

なので基本的には会社の利益が大きいと配当金増額、利益が減少すると減額するとなります。

この配当金の割合が株価に対して高い(=配当利回りが高い)株式銘柄を高配当株といいます。

配当利回り=1株当たり配当金÷株価

一般的には利回り3%以上から高配当株と言われることが多いです。

A株は株価1000円で1株配当金30円

A: 30円÷1000円×100%=3%

B株は株価1500円で1株配当金30円

B: 30円÷1500円×100%=2%

同じ配当金額でも購入価格によって利回りは変わる

購入価格が低いほど利回りが高くなる

購入価格が高いほど利回りが低くなる

  

インデックス投資と高配当株投資

長期投資で資産形成を目指すゴリラは、楽天VTIでのインデックス投資高配当株投資の二刀流で普段投資をしています。

インデックス投資

毎月積み立てている楽天VTIは「米国株全体を集めたETF」なのでアメリカの株式市場全体に分散積み立て投資していることになります。

この目的は、「成長する米国市場全体に積み立て投資して、資産をゆっくりと増やし老後資金とするため」であり、売却予定は数十年後となります。

高配当株投資

これに対して高配当株は、「毎年配当金を安定的に出す企業に投資して、年間の投資資金を増やすため」に保有しています。

毎年出る配当金は立派な不労所得であり、投資用口座に入金されるようにしてその資金で再び高配当株を買い増す・・・

これを繰り返すと理論上どんどん配当金が増え、毎年の不労所得が増えていきます!(なお実際は後述の理由によりリスク多し)

特に数十年後はかき集めた高配当株からの毎年の配当金により、自分年金ポートフォリオが完成している!?かもしれません。

高配当株を選ぶときは注意!

高配当株と言っても様々な業種の株式があり、一番配当利回りの高い銘柄を買うのが良い、とは限りません。

むしろ一番配当利回りが高い銘柄ということは、

「投資家が積極的に買わない理由があり割安で放置されている一番不人気でリスクが高い銘柄」ということです。

高配当株投資が禁断の投資法という言われる?所以ですね。

しかし実際に配当金を貰いながら資産運用している投資家も多いはず。

ではどのような高配当株を選べばリスクを減らすことができるでしょう?

高配当株を選ぶときのチェックリスト10

高配当投資の目的が長期保有ならば、もっとも難しいのは買うときでしょう。

基本的に買った後は売らずに配当を貰い続けるので、購入後にどんどん株価が下がるような銘柄では貰う配当金以上に資産価格が減っていきます。

高配当銘柄=不人気銘柄ですので、そういったリスクを下げるために比較的安全なものを探す必要があるのです。

今回は簡単なチェックポイント10個をまとめました!

  1. 東証一部上場銘柄に限定して選ぶ・・・業績安定成熟企業中心なので倒産リスク小
  2. 異常に利回りが高い銘柄は避ける・・・利回り6%以上はかなりリスクあり
  3. 財務安定か・・・収益率、自己資本比率、有利子負債自己資本比率、ROE、流動比率
  4. 株価に割高感はないか・・・PER,PBR,が同業他社に比べて高くないか
  5. 配当性向は高くないか・・・配当性向が高いと減配の可能性あり
  6. 減配傾向にないか・・・過去10年の配当確認、EPS推移、配当性向推移
  7. ショック時に減配無配になっていないか・・・リーマンショック、コロナショック時
  8. 銘柄の分野が偏っていないか・・・通信、金融、商社株などが高配当銘柄が多い分野
  9. 政策に逆行していないか・・・ESG投資と逆行していると株価が上がりづらい
  10. ずっと持ち続けたい銘柄を選ぶ・・・資産として長期で保有し続けるため

日本株東証1部高配当銘柄紹介

ゴリラも保有する国内高配当銘柄と今後買いたい銘柄紹介しておきます。

ぼろ株を掴むリスクを極力避けるために、東証一部上場銘柄のみに絞り、収益の安定性、事業成長性、財務健全性、配当性向、優待有無を考慮し☆の数が多いほど評価が高くなります。

※あくまで個人の意見ですので購入推奨するものではございません。

NTT☆☆☆☆☆

  • 銘柄:日本電信電話 (9432)
  • 業種:情報通信
  • 株価:2,912円
  • 配当:110円
  • 配当利回り:3.77%
  • 配当性向:44.3%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

KDDI保有☆☆☆☆☆

  • 銘柄:KDDI (9433)
  • 業種:情報通信
  • 株価:3,686円
  • 配当:125円
  • 配当利回り:3.39%
  • 配当性向:42.2%
  • 優待:カタログギフト
  • 2021年6月6日現在

三菱UFJFG☆☆☆☆

  • 銘柄:三菱UFJフィナンシャルG (8306) 
  • 業種:銀行
  • 株価:636.4円
  • 配当:27円
  • 配当利回り:4.24%
  • 配当性向:41.3%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

三井住友FG☆☆☆☆

  • 銘柄:三井住友フィナンシャルG (8316)
  • 業種:銀行
  • 株価:4,070円
  • 配当:200円
  • 配当利回り:4.91%
  • 配当性向:50.8%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

オリックス☆☆☆☆

  • 銘柄:オリックス (8591)
  • 業種:金融リース
  • 株価:1,971円
  • 配当:78円
  • 配当利回り:3.95%
  • 配当性向:50.1%
  • 優待:カタログギフト
  • 2021年6月6日現在

三菱HCキャピタル☆☆☆☆

  • 銘柄:三菱HCキャピタル (8593)
  • 業種:金融リース
  • 株価:623円
  • 配当:26円
  • 配当利回り:4.17%
  • 配当性向:41%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

三菱商事☆☆☆

  • 銘柄:三菱商事 (8058)
  • 業種:総合商社
  • 株価:3,076円
  • 配当:134円
  • 配当利回り:4.35%
  • 配当性向:115.5%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

東京海上保険☆☆

  • 銘柄:東京海上HD (8766)
  • 業種:保険
  • 株価:5,300円
  • 配当:245円
  • 配当利回り:4.62%
  • 配当性向:98.7%
  • 優待:なし
  • 2021年6月6日現在

INPEX☆☆

  • 銘柄:INPEX (1605)
  • 業種:エネルギー資源
  • 株価:810円
  • 配当:33円
  • 配当利回り:4.07%
  • 配当性向:34.4%
  • 優待:クオカード
  • 2021年6月6日現在

JTたばこ☆

  • 銘柄:日本たばこ産業 (2914)
  • 業種:たばこ
  • 株価:2,205円
  • 配当:130円(前期減配150→130円)
  • 配当利回り:5.89%
  • 配当性向:96.1%
  • 優待:自社グループ商品(食品)
  • 反ESG銘柄
  • 海外ファンドから売り込まれ数年間株価連続下落
  • 昨年減配
  • 優待銘柄&高配当だが高値からの下落幅が大きく株価下落基調
  • 配当性向も高く減配してなお利益と配当が同程度
  • 高配当投資家に人気だがリスクは紹介銘柄の中では断トツで高い
  • 2021年6月6日現在

高配当株の注意点

企業が出した利益でまた設備投資をしどんどん事業拡大していく方が株価上昇はしやすいのですが、配当金として利益を投資家に分配すると配当金は出るごとに税金がかかるので、出さずに内部で再投資している成長銘柄に株価上昇率=資産増加率で負けやすくなります

また現在高配当ということは減配リスクが常に付きまとい、ひとたび減配すると配当減少と共に株価も下落で資産に大ダメージを受けるリスクがあります。

成長性という面でも配当を多く出す銘柄は大企業成熟産業が多く、小型株のように事業が急拡大し利益倍増で株価が何倍にもなる、という可能性は低いでしょう。

まとめ

  • 高配当株は配当利回りの高さよりも安定と将来性重視
  • 高配当で毎年のキャッシュフローが増える
  • 配当性向の高い銘柄や減配銘柄は避ける
  • 政策に逆行する銘柄はリスク有
  • 景気敏感銘柄は含み損を抱える期間が長くなりやすい
  • 減配発表時は年間配当減少+株価下落のダブルパンチを受ける
  • 成熟企業が多いので株価大幅上昇の可能性は低い

株式投資で一気に資産拡大を狙う戦略には全く適さない高配当株投資ですが、半年に1度の配当金が銘柄ごとに分配されたり、株主優待が貰えたりするので、投資家気分を味わうにはもってこいといえますね!

注意点としては配当への課税もあり、資産を効率的に増やす最善手にはなり得ないため、毎年の配当によるキャッシュフロー獲得と株主優待に魅力を感じないのであればインデックス積み立て投資がいいでしょう!

しかしどちらか一方しかしてはいけないということはまったくないので、ゴリラの様に両方の投資方法を使って投資を楽しむのもおススメです。

※くれぐれも投資判断は自己責任でお願いします。

それではまた次回!

byかいゆー

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