三菱UFJ増配!金利上昇で高配当パワー上昇!?

銀行 投資

三菱UFJ増配!金利上昇で高配当パワー上昇!?

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増配ニュース

三菱UFJフィナンシャル・グループ が21年5月17日に決算を発表し、今期の年間配当は前期比2円増の27円に増配!

銀行株と言えば高配当で有名ですが、少子高齢化社会の日本では地方銀行の収益悪化での合併が頻繁に起こっており、長期的な投資対象として適切かどうか疑問です。

いくら配当が多くても、それ以上に株価が下落することや上場廃止などもありえるからですね。

しかしそんな銀行株のなかでも日本の3大メガバンク(三井住友、三菱UFJ、みずほ)は安定感があります。

今回はその中でもゴリラの高配当ポートフォリオにも組み込まれている三菱UFJフィナンシャルGの特徴を見ていきましょう!

ゴリラ
ゴリラ

高配当だけど日本の銀行株って株価上昇期待できるの?

特徴

2005年10月に三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスが合併し誕生。

三井住友フィナンシャルG、みずほフィナンシャルGと並ぶ日本の3大メガバンクのひとつで、銀行・信託銀行・証券、日系と非日系、個人・中堅中小企業と大企業にそれぞれの組織を設定し、受託財産と市場を加えた6事業本部制となっています。

法人・リテール事業本部(R&C)

個人や中堅中小企業のへの貸出(含む住宅ローン)・コンシューマーファイナンス・決済(含むカード)・資産運用から相続や不動産など幅広い金融サービスの提供、事業・資産承継など。

コーポレートバンキング事業本部(JCIB)

日系大企業向け貸出や決済、外国為替などのサービス、M&Aや不動産など、グループ各社の専門性を活かしたソリューション提案など。

グローバルCIB事業本部(GCIB)

グローバル大企業向け、商業銀行機能と証券機能を中核にグループ一体となって付加価値のあるソリューションを提供するCorporate & Investment Banking業務を展開。

グローバルコマーシャルバンキング事業本部(GCB)

既存の出資先であるMUFGユニオンバンクやクルンシィ(アユタヤ銀行)、バンクダナモン等を通じて、海外地場の中小法人・個人向けに金融サービスを提供。

受託財産事業本部(受財)

資産運用、資産管理、年金の各分野でのコンサルティングや、運用力・商品開発力の向上サポート。

市場事業本部(市場)

金利/債券・為替・株式のセールス&トレーディング業務を中心とする顧客ビジネスやトレジャリー業務。貸出などの資産と預金などの負債に内在する資金流動性リスクや金利リスクなどを総合的に管理するALM運営やグローバル投資など。

20年度事業部別営業純益割合

業績

21年3月期の最終利益は前期比47.1%増の7770億円に拡大し、22年3月期も前期比9.4%増の8500億円に伸びる見通しとなりました。

直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は1699億円の黒字(前年同期は592億円の赤字)に浮上。

【業績】経常収益業務純益経常利益利益1株益(円)1株配(円)
連19.36,697,4021,078,5821,348,043872,68966.922
連20.37,299,0781,073,0371,235,770528,15141.025
連21.36,025,3361,248,5901,053,610777,01860.525
連22.3予7,200,0001,100,0001,150,000850,00050.627予

出典:楽天証券四季報

株価

  • 2021年5月24日終値 630.2円
  • PER:10.41倍
  • PBR:0.46倍
  • 年初来高値:660.3円
  • 年初来安値:448円

配当と自社株買い

年度別株主還元額(億円)配当総額自己株式取得額総還元額親会社株主純利益総還元率
2012年度1,84101,8418,52621.59%
2013年度2,26602,2669,84823.01%
2014年度2,5371,0003,53710,33734.22%
2015年度2,4932,0004,4939,51447.23%
2016年度2,4362,0004,4369,26447.88%
2017年度2,5182,0004,5189,89645.65%
2018年度2,8691,5004,3698,72650.07%
2019年度3,2295003,7295,28170.61%
2020年度3,21803,2187,77041.42%
2021年度3,46803,4688,50040.80%

来期は2円増配の27円配当予定。

また配当性向も44%と50%以下でまだまだ余裕がありますね。

資本政策では配当金の累進的な引き上げを掲げ、「23年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす」としています。

自己株式の取得は今回はコロナ禍で見送りとなりましたが、「今回は見送り判断も、環境に
応じて期中での実施を継続検討」となっており、業績回復での増配&自社株買いに期待します。

銀行は顧客から預かった資金を国債などで運用し利ザヤを稼ぐビジネスなので、国債の金利上昇の恩恵を受けます

長期金利上昇時はハイテク株は成長速度が鈍化し株価下落しやすくなります。

この二つを組み合わせることで、緩やかな金利上昇局面での資産価格変動を抑える効果が期待できます。

地方銀行は日本の少子化で今後の収益減少が見込まれ株価上昇は期待できませんが、メガバンクは世界的に収益分散利益拡大傾向にあるので、銀行株の中では長期的な事業継続と高配当維持が期待できる圧倒的な安定感があるとゴリラは考えます。

ただし急激な金利上昇=株安の場合は等しく株式市場の下落に巻き込まれるので、金などの株式以外の資産への投資と違い、資産全体のリスク分散とはなりませんのでご注意ください。

  • 一株配当:27円(予想)
  • 税引き前配当利回り:4.28(2021年5月17日現在)
  • 一株当たり利益(EPS):60.5
  • 配当性向:44.62%
  • 配当落ち日:3月30日 9月29日
ゴリラ
ゴリラ

金利と銀行株の収益は大きく関係しているんだね

金利と株価についてはこちら

優待

2021年5月現在、三菱UFJに株主優待制度はありません。

まとめ

  • 三菱UFJは日本3大メガバンクの一つ
  • 増配で一株配当27円
  • 配当利回り4%台
  • 資本政策では配当性向40%を目標
  • 金利上昇に強い銀行株
  • 国内での成長性は期待できないので海外事業が利益拡大の鍵
  • 自社株買いの実績もあるので実態経済回復後に期待

三菱UFJはゴリラの高配当ポートフォリオの中でも長期的に買い進めてゆっくり保有数を増やしていこうと思っている銘柄で、取得単価を上げ過ぎないように市場全体が下げたときのみ買っています。

三菱UFJに限った話ではないですが、高配当株を長期保有は「なるべく安く買う且つ継続的に利益を出せる潰れないような企業を買う」のがセオリーなので今後も焦らず買っていく方針。

株式相場が好調時に高配当株を買っても、もともとなにかしらの不人気の理由があり高配当株だった銘柄ですので、その後の市場調整時の下落幅が大きくなり慌てて損切してしまうということになりやすいです。←(経験者ゴリラは語る)

逆に株式市場が全体的に下落基調であれば、割安で配当が出る高配当株をゆっくりと買い進めて配当ポートフォリオを作っていくのに適していると言えます。ちなみにこの場合は、含み損の拡大に耐える強い精神力が求められます・・・

銀行などの金融株は、低金利下では収益悪化で叩き売られて割安不人気となりましたが、コロナショック後の金融緩和終了で金利上昇を見越して保有数を上げていく段階になってきたように思います。

リスク許容度の範囲内でゆっくり資産形成をしていきましょう!

byかいゆー

前回の記事はこちら

高配当好きにおすすめはこちら

買いたい株を探すならこちら

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三菱UFJフィナンシャル・グループ が21年5月17日に決算を発表し、今期の年間配当は前期比2円増の27円に増配!

銀行株と言えば高配当で有名ですが、少子高齢化社会の日本では地方銀行の収益悪化での合併が頻繁に起こっており、長期的な投資対象として適切かどうか疑問です。

いくら配当が多くても、それ以上に株価が下落することや上場廃止などもありえるからですね。

しかしそんな銀行株のなかでも日本の3大メガバンク(三井住友、三菱UFJ、みずほ)は安定感があります。

今回はその中でもゴリラの高配当ポートフォリオにも組み込まれている三菱UFJフィナンシャルGの特徴を見ていきましょう!

ゴリラ
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高配当だけど日本の銀行株って株価上昇期待できるの?

特徴

2005年10月に三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスが合併し誕生。

三井住友フィナンシャルG、みずほフィナンシャルGと並ぶ日本の3大メガバンクのひとつで、銀行・信託銀行・証券、日系と非日系、個人・中堅中小企業と大企業にそれぞれの組織を設定し、受託財産と市場を加えた6事業本部制となっています。

法人・リテール事業本部(R&C)

個人や中堅中小企業のへの貸出(含む住宅ローン)・コンシューマーファイナンス・決済(含むカード)・資産運用から相続や不動産など幅広い金融サービスの提供、事業・資産承継など。

コーポレートバンキング事業本部(JCIB)

日系大企業向け貸出や決済、外国為替などのサービス、M&Aや不動産など、グループ各社の専門性を活かしたソリューション提案など。

グローバルCIB事業本部(GCIB)

グローバル大企業向け、商業銀行機能と証券機能を中核にグループ一体となって付加価値のあるソリューションを提供するCorporate & Investment Banking業務を展開。

グローバルコマーシャルバンキング事業本部(GCB)

既存の出資先であるMUFGユニオンバンクやクルンシィ(アユタヤ銀行)、バンクダナモン等を通じて、海外地場の中小法人・個人向けに金融サービスを提供。

受託財産事業本部(受財)

資産運用、資産管理、年金の各分野でのコンサルティングや、運用力・商品開発力の向上サポート。

市場事業本部(市場)

金利/債券・為替・株式のセールス&トレーディング業務を中心とする顧客ビジネスやトレジャリー業務。貸出などの資産と預金などの負債に内在する資金流動性リスクや金利リスクなどを総合的に管理するALM運営やグローバル投資など。

20年度事業部別営業純益割合

業績

21年3月期の最終利益は前期比47.1%増の7770億円に拡大し、22年3月期も前期比9.4%増の8500億円に伸びる見通しとなりました。

直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は1699億円の黒字(前年同期は592億円の赤字)に浮上。

【業績】経常収益業務純益経常利益利益1株益(円)1株配(円)
連19.36,697,4021,078,5821,348,043872,68966.922
連20.37,299,0781,073,0371,235,770528,15141.025
連21.36,025,3361,248,5901,053,610777,01860.525
連22.3予7,200,0001,100,0001,150,000850,00050.627予

出典:楽天証券四季報

株価

  • 2021年5月24日終値 630.2円
  • PER:10.41倍
  • PBR:0.46倍
  • 年初来高値:660.3円
  • 年初来安値:448円

配当と自社株買い

年度別株主還元額(億円)配当総額自己株式取得額総還元額親会社株主純利益総還元率
2012年度1,84101,8418,52621.59%
2013年度2,26602,2669,84823.01%
2014年度2,5371,0003,53710,33734.22%
2015年度2,4932,0004,4939,51447.23%
2016年度2,4362,0004,4369,26447.88%
2017年度2,5182,0004,5189,89645.65%
2018年度2,8691,5004,3698,72650.07%
2019年度3,2295003,7295,28170.61%
2020年度3,21803,2187,77041.42%
2021年度3,46803,4688,50040.80%

来期は2円増配の27円配当予定。

また配当性向も44%と50%以下でまだまだ余裕がありますね。

資本政策では配当金の累進的な引き上げを掲げ、「23年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす」としています。

自己株式の取得は今回はコロナ禍で見送りとなりましたが、「今回は見送り判断も、環境に
応じて期中での実施を継続検討」となっており、業績回復での増配&自社株買いに期待します。

銀行は顧客から預かった資金を国債などで運用し利ザヤを稼ぐビジネスなので、国債の金利上昇の恩恵を受けます

長期金利上昇時はハイテク株は成長速度が鈍化し株価下落しやすくなります。

この二つを組み合わせることで、緩やかな金利上昇局面での資産価格変動を抑える効果が期待できます。

地方銀行は日本の少子化で今後の収益減少が見込まれ株価上昇は期待できませんが、メガバンクは世界的に収益分散利益拡大傾向にあるので、銀行株の中では長期的な事業継続と高配当維持が期待できる圧倒的な安定感があるとゴリラは考えます。

ただし急激な金利上昇=株安の場合は等しく株式市場の下落に巻き込まれるので、金などの株式以外の資産への投資と違い、資産全体のリスク分散とはなりませんのでご注意ください。

  • 一株配当:27円(予想)
  • 税引き前配当利回り:4.28(2021年5月17日現在)
  • 一株当たり利益(EPS):60.5
  • 配当性向:44.62%
  • 配当落ち日:3月30日 9月29日
ゴリラ
ゴリラ

金利と銀行株の収益は大きく関係しているんだね

金利と株価についてはこちら

優待

2021年5月現在、三菱UFJに株主優待制度はありません。

まとめ

  • 三菱UFJは日本3大メガバンクの一つ
  • 増配で一株配当27円
  • 配当利回り4%台
  • 資本政策では配当性向40%を目標
  • 金利上昇に強い銀行株
  • 国内での成長性は期待できないので海外事業が利益拡大の鍵
  • 自社株買いの実績もあるので実態経済回復後に期待

三菱UFJはゴリラの高配当ポートフォリオの中でも長期的に買い進めてゆっくり保有数を増やしていこうと思っている銘柄で、取得単価を上げ過ぎないように市場全体が下げたときのみ買っています。

三菱UFJに限った話ではないですが、高配当株を長期保有は「なるべく安く買う且つ継続的に利益を出せる潰れないような企業を買う」のがセオリーなので今後も焦らず買っていく方針。

株式相場が好調時に高配当株を買っても、もともとなにかしらの不人気の理由があり高配当株だった銘柄ですので、その後の市場調整時の下落幅が大きくなり慌てて損切してしまうということになりやすいです。←(経験者ゴリラは語る)

逆に株式市場が全体的に下落基調であれば、割安で配当が出る高配当株をゆっくりと買い進めて配当ポートフォリオを作っていくのに適していると言えます。ちなみにこの場合は、含み損の拡大に耐える強い精神力が求められます・・・

銀行などの金融株は、低金利下では収益悪化で叩き売られて割安不人気となりましたが、コロナショック後の金融緩和終了で金利上昇を見越して保有数を上げていく段階になってきたように思います。

リスク許容度の範囲内でゆっくり資産形成をしていきましょう!

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