安定&増配&高配当のNTTに投資する

高配当は含み損?
配当金を貰って資産を安定的に増やす!と意気込んで買った株が、どんどん株価下落していく・・・
そんな悩みを抱えた投資家の声がゴリラには聞こえます!

まぢで配当以上に値下がりしてる、助けて!!
失礼、自分の声でしたウホォ。
今回はそんな不人気の代名詞高配当株の中でもどっしりと構え光り輝く、安定&増配&高配当の人気銘柄NTTについてまとめました!
特徴
正式名称:日本電信電話株式会社(Nippon Telegraph and Telephone Corporation)

NTTって正式名称じゃなかったのか
NTT法に基づき、通信事業を主体とする企業集団であるNTTグループの持株会社として設立された特殊会社で固定電話独占、主力のドコモ、光回線高シェアを持つ情報通信業界の巨人。
国内外917社、従業員数30万人以上のNTTグループを統括する持ち株会社です。
1952年に日本電信電話公社として創業し、1985年に日本電信電話株式会社法により日本電信電話公社を民営化し、日本電信電話株式会社(NTT)を設立しました。
知らない人がいないほどの日本を代表する超有名企業で、日本国内の通信インフラを牛耳っています。
これは投資の神様ウォーレン・バフェットがいうところの、強固な参入障壁のある事業を持っているということですので投資先として魅力的ですね。
バフェットの投資哲学はこちら
事業
- 移動通信事業(NTTドコモ)
- 地域通信事業(NTT東日本、NTT西日本)
- 長距離・国際通信事業( NTT Ltd. 、NTTコミュニケーションズ)
- データ通信事業(NTTデータ)
- 不動産事業(NTTアーバンソリューションズ)
- システム開発事業(NTTコムウェア)
- 金融事業(NTTファイナンス)
上記のように情報通信から不動産、金融まで幅広い事業を手掛けています。
このうち営業収益比率が、移動通信33.7%、地域通信22.3%、長距離・国際通信16.0%、データ通信16.4%、その他11.6%となっています。
一番の収益がある移動通信事業では、日本の携帯電話約1億8,352万契約のうち、44%にあたる約8,061万契約がNTTドコモ契約なので、約半数の日本人はドコモスマホまたは携帯を持っている計算で圧倒的シェアを誇ります。
また以前はNTT株とdocomo株は別々に上場していましたが、電話料金値下げ競争を勝ち抜くためNTTに売却&公開買い付けで吸収され、2020年12月25日に上場廃止となりました。
そのため現在のNTTの株価は、かつてのdocomoに寄せられていた高利益率&高配当期待が寄せられています。
業績
【業績】 | 売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
◎18.3* | 11,799,587 | 1,642,843 | 1,755,624 | 909,695 | 227.9 | 75 |
◇19.3* | 11,879,842 | 1,693,833 | 1,671,861 | 854,561 | 220.1 | 90 |
◇20.3* | 11,899,415 | 1,562,151 | 1,570,141 | 855,306 | 231.2 | 95 |
◇21.3予 | 11,500,000 | 1,610,000 | 1,606,000 | 871,000 | 240.3 | 105 |
出典:楽天証券四季報
自己資本比率:39.37%
有利子負債自己資本比率:48.28%
株価
- 2021年3月26日終値 2,992.5円
- PER:12.4倍
- PBR:1.14倍
- 年初来高値:3000円
- 年初来安値:2127円
配当
- 一株配当:105円
- 税引き前配当利回り:3.508%(2021年3月26日現在)
- 配当性向:43.75%(予想)
- 配当落ち日:3月30日 9月29日

連続増配に配当性向もまだまだ低い!
近年連続増配が続き、株価も上昇中で利回り3%代、配当性向も43%とまだまだ余裕があるので個人的には長期で握っておきたい銘柄のひとつです。
通信回線サービス利用料が収益の柱であるのでコロナショックなどの外部環境に利益が左右されづらく、データ利用、不動産、金融分野に広く事業分散した安定した銘柄と言えます。
ただし利益自体は18年から減少しているので、このまま減少が続けば配当性向が上昇していくので過信は禁物です。
まとめ
- 国内通信で圧倒的シェアを誇る
- 連続増配銘柄
- 現状でも配当利回り3%越え
- 配当性向43%でまだまだ増配期待できる
- 外部環境に左右されづらく安定的
- 事業分散されている
- 国内市場ではいずれ成長停滞の可能性
配当銘柄は配当権利落ち日以降に配当以上に株価が値下がりするため、これから購入を検討されている方は目先の配当を取るのではなく、権利落ち後の下がったところでの購入の方が株価回復と次回以降の配当獲得が狙えるのでおすすめです。
今回は特に高配当大好きゴリラの主観に基づいておりますので、投資判断はくれぐれも自己判断自己責任でお願いします。

byかいゆー
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